光って遅いの?
地球スケールではとても速いよ。
でも宇宙スケールだとすごく遅く感じるんだ。
光の速度は秒速約30万km
1秒間に地球を7周半します。
そして重要なのが、
光の速度は有限で一定という事。
これを光速度不変の定理と言います。
どういうことかと言うと、光源の運動に関わらず常に一定の速度を保っているという事。
極端に言うと、光の速度の飛行船に乗ってライトを前方に向けても光速度は秒速30万キロなんです。
??ってなりますよね。
本来なら30+30=60万キロになるはず。
それがならないんです。
ここら辺はアインシュタインの特殊相対性理論の原理になるので今回はやめときます(苦笑)
私もよく分かってない…。
とにかく光の速さは生活上では分からないですよね。
そりゃそうです。
秒速30万キロですから、とても目には見えません。
私たちが見えている光は、光子の粒が物質に当たって見えている光です。
光は宇宙スケールだとこんなに遅い!
でも宇宙スケールで光の速度を見てみるとすごく遅い事が分かります。
下に地球から各惑星までに光が到達する時間を記します。
- 地球から月まで1.255秒
- 〃 太陽まで8分
- 〃 火星まで3分2秒(最接近時。平均で14分6秒)
- 〃 木星まで35分
- 〃 土星まで80分
- 〃 天王星まで2時間30分
- 〃 海王星まで4時間
- 〃 冥王星まで5時間半
今見ている太陽の光も実は8分前の光なんです。
不思議ですよね。
例えば突然、太陽が消えても8分間は私たちからは普通に見えるんです。
又は、もし太陽に鏡を置いて自分の顔を見ようとしても8分間は何も映ってないという。。
ちょっと想像するのが難しいですよね。
てか怖いですね。
でもこれはまだ近い方です。
太陽系の一番遠い惑星の海王星でも4時間もかかります。
こう見ると光って「遅っ」って感じしますよね。
下の動画では光がどれだけ遅いかよく分かります。
火星まで14分もかかるんで動画途中で終わってます(笑)
太陽から一番近い恒星で4.2光年
地球から一番近い恒星はケンタウルス座にあるアルファ星です。
以前記事にした「ブレイクスルースターショット計画」に出たあの星です。
アルファ星まで4.2光年。
海王星の4時間から一気に遠くなります。
ちょっともう光遅すぎて仕事にならないです。。(宇宙さん広すぎ。)
- アルファ星(一番近い恒星)‥4.2光年
- シリウス…8.6光年
- 北極星…430光年
- カシオペア座…613光年
- オリオン座…500~1500光年
- 一番近いブラックホール…1011光年
- アンドロメダ銀河(一番近い銀河)‥253万光年
これでも宇宙スケールで見たら「お隣さん」なんですよね。
「ちょっとお邪魔しようかな」って距離じゃないですよね…。
まとめ
- 地球スケールでは速いが、宇宙スケールでは遅い
- 一番近い恒星まで4.2光年かかる
結局のところ、宇宙が広すぎるせいで光が遅いって事になります。
光は宇宙で最速なんですけどね。
光の気持ちになると可哀そうな感じになっちゃいます。
以上!
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