結論から言うと管理職は指摘し過ぎはNGです。
こういう管理職の人めちゃくちゃいると思います。
特に最近は納期も短縮され、失敗も許されないなど昔とは違う環境がそうさせていると思います。
プレイヤーとして認められている人が管理職になっているのがその背景にあるのもありますね。
では指摘し過ぎがなぜNGなのか述べていきます。
理由①部下が委縮する
上司がひたすら指摘してきたらそりゃ何も言えなくなります。
「そうではなく、こうしなければ」
こう言われると、部下としては何言っても却下されるので発言もしなくなります。
当たり前ですね。
この状況が浸透してしまった会社は生産性も悪く、改善は進みません。
時代は日々進歩して現場状況も環境も変わっているので、その変化を見過ごして好機を逃がしてしまいます。
ま、何より会社の雰囲気が最悪になりますよね。
理由②言われた事しかしなくなる
理由①にもありましたが、上司の意に反した事をすると駄目だしが出るので、結局部下は自分から動かなくなります。
ロボットみたいなもんです。
せっかくの良い案も出てきません。
これは人としても非常に残念な人材になってしまいます。
人は1日の大半を仕事で過ごすので、この「悪い癖」はその人の人格まで変えてしまう可能性あります。
私も一時そんな感じでした。。
これほどつまらない人生はありません。
理由③自分で学ばなくなる
指摘されて行動するので、そうなってしまいます。
ひらめきで学びを始めるという事ほど、重要なことはないです。
受け身ではなく自発的に行動することが大切なので昨今の研究でも明らかになってます。
上司はあくまで「自分の範疇」で発言・指摘するのですがそれが全てではないです。
その事をしっかり理解すべきです。
では指摘ではなく何をすべきか。
1、上司部下関係なく何でも言える環境を与える
発言や意見を言える場を与えるのが最初の行動です。
それはミーティングでも良いし、業務時間でのコミュニケーションの場でも良いです。
とにかく「会話」や「意見の吸出し」をして声を出せる環境作り。
その場面には上司は必ず居る必要はありません。
理想は
部下「こういう改善の話をさっき現場の~君としました」
上司「お、良いね!口頭だと忘れてしまうからメモ書き程度でいいから記録しといた方が良いよ」
部下「そうですね、メモっておきます」
上司「他の部門も参考になりそうだから今度のミーティングで共有しようか」
部下「はい!」
こんな感じだと部下も達成感が出ますし、上司も気持ちが良いもんです。
とにかく上司は「駄目だし」は絶対NG。
ついつい何か言いたい気持ち分かりますが、そこはグッと堪えましょう。
2,自分たちで考えさせ、一緒に改善策を実行する
何か問題が起こった時は部下達で考えてもらうのが一番です。
理由は簡単、現場で起こった問題だから。
特殊な場合だと、システムの問題や受注ミスなどたまにありますが、それはかなりレア。
よって、まずは当事者たちで話し合い、考えて意見をまとめさせるのが最適です。
当然その場合は業務を圧迫するので納期調整などで時間を確保する必要あります。
3,良かった点を挙げる
大体悪い点ばかり指摘しますよね。(思い当たる人多数でしょう)
それでは部下のモチベーションも上がらないし、何より楽しくない(笑)
たまには良かった点も全員の前でオープンにしましょう。
そこで重要なのが「バランスよく不公平感が無いように」する事。
人ってそういうの敏感ですから、そこから逆に雰囲気悪くなったりするもんです。
なので、「小さくても良かった点に気づく能力」が管理職には求められます。
例えばごみを拾ってたり、作業をすすんで手伝ってくれたりといった事。
そういうの本当に大事です。
どんな人でも良い点は必ずあります。
まとめ
部下も一人の人間です。
そしてすべてが未来の管理職人材。
良い点・悪い点も共有し、一緒に悩んで考え、次の一歩を歩む手助けを管理職はするべきです。
ほんと無能な管理職ほど、指摘してきます。
そんな管理職がいる会社は危険です。
だって会社がその人を認めて管理職においてるわけですから。(=経営者が無能)
だからその管理職に非は無いと思ってます。
そもそも、その人もそういう指摘をされてきたわけですから。。
ですが、もしこの「間違い」に気付ける管理職が居たら今からすぐ行動を変えましょう。
年齢は関係ないです。
管理職は辛い事多いけど捨てたもんではないですよ。
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