- 「諦める」とは何を基準にするの?
- 管理職は諦めたら駄目なの?
「人間諦めが肝心」ってよく言われますよね。
ただその対義語として「諦めなければ成功する」という言葉も。
どっちなんだー!ってなりますね。
今回は管理職を6年経験した私が、管理職としての「諦めが肝心」について書きます。
因みに私はこの意味を誤解して潰れました。。
「諦める」の基準は、それが自分でコントロール出来る事かどうか。
「自分でコントロール出来る事かどうか 」
これは超重要です。
なぜなら自分でコントロール出来ない事に注力を注いでも、結果をコントロールする事は出来ないからです。
分かりますよね?
極端な例えでは、
・世界が変わればいいのに。
・日本の政治はこうあればいいのに。
・会社がこうあればいいのに。
・上司がもっとまともだったらいいのに。
これって希望的観測で、一人の力ではどうにもコントロール出来ないですよね?
こういう事は「諦め」ましょう。
考えるだけ時間の無駄です。
反対に自分でコントロール出来る事は、
・一人でする作業
・今日の自分の目標
・早寝早起きなどの生活習慣
などです。
こういうのは、「諦めず」目標に向かって進んだ方がいいです。
理由は「やった分だけ結果になる」から。
しかも、仕事であればそれが評価に繋がります。
管理職こそ諦めが肝心

過去の苦しんでいた自分に言いたいです。
「今すぐ諦めろ!」と。
私は30人以上のメンバーの管理職を6年していました。
そこで私が一番見誤ったのがこの「諦めが肝心」という言葉です。
きつめ上司に日々言われていたのが次の言葉。
・管理職は諦めたら終わり
・努力して諦めなけらば必ず良くなる
・人を変えるには自分を変える
・人は自分の写し鏡
私もこの事を胸に刻んで毎日努力していました。
しかし、やってもやっても効果は出ず。。
最終的には激務で心身共に潰れてしまいました。

たしかに、
・管理の方法
・教育方法
・自分が変わったか
・成果を出したか
については、完璧にこなしていたわけでは無かったです。
しかし、休職中に考えて思ったのは「無理な事は無理」という事実。
当たり前だろって思われるかもしれませんが、おそらく多くの管理職が目を背けている言葉ではないでしょうか?
それは次の事が頭に浮かぶからですよね。
・そんな事言ったら上司に怒られる
・自分のプライドが許さない
・管理職としてはタブー
・諦めないのが日本人
でも、最初に言った「自分でコントロール出来ない事は諦める」の通り人を動かす事は直接的には出来ません。
もちろん、長期的に「人の教育」「業務体制の調整」をすれば可能とはと思います。
カーネギーの「人を動かす」などの本とかありますよね。
しかしやはり自分でコントロール出来ない事は難易度が上がります。
心のストレスも半端ないです。
ほんとにヤバイと思ったら早めに諦めた方がいいです。
自分と家族の為です。
心配しなくても、あなたがしなくても他の人がします。←これ
「出来る事」を提示
ただ諦めるだけでは面白くないので「出来る事」を提示しましょう。
自分の中で出来る事を上司に提示する事を明言するだけでスッキリします。
「これくらいしか出来ないのか!」
って言われたら
「はい」
と言いましょう(笑)
だって出来ない事を言っても、結果的に上司も自分も辛いだけです。
余計な期待を持たせないようにしましょう。
それが最終的に評価に繋がってもそれが「あなたの今の評価」です。
一喜一憂せずに冷静に自己分析しましょう。
そしてそれが出来たら次のステップへ。
見てくれてる人は必ずいます。
まとめ
- 「諦め」の基準は「自分でコントロール出来る事かどうか」
- 管理職は「諦めていい」
諦めて良いって言うと、ネガティブなイメージにとらえるかもしれませんね。
でも結果的に自分も相手(上司)もストレスが無くなります。
自分でコントロール出来る事かどうかを常に意識すると、色んな人がいかに「自分でコントロール出来ない事」に意識を注いでいるかが分かります。
「まじあの人どうかしてほしい」
「なんで言った事をしてくれないのか」
「あの芸能人離婚したんだってね」
あ、家ではネタとして話すのはアリです。
ブログなどは一人でする作業なので「諦めず」にやっていきます!
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