昨今、管理職は罰ゲームという話をよく耳にしませんか?
なぜそう言われるのか??
解決策はあるのか??
管理職になるメリットはないのか??
を考えてみました。
年収が割に合わない
これは大企業と中小零細企業では違うかもしれません。
ここでは中小企業の場合の話とします。
大抵管理職になると手当が付きますが、その手当分に対して「やる事が段違いで増える」という問題です。
しかも中にはみなし残業も含まれている場合が多いので、部下の方が年収が高くなるという逆転現象が起こってます。
これはシステム的におかしいですね。。(これはほんとに会社がどうにかしないと!!)
口では「お金ではない」と言いつつも結局はお金ですからね。
これでは罰ゲームと言われても仕方ないです。
せめてその正当な対価がないと人は心が動かされないですよね。
板挟みによるストレス
あるあるですが、上司(経営者など)と部下の板挟み問題。
この問題が非常に大きいと感じてますね。
経営者からは理想論を数字ではなく抽象的な指示をされ、部下からは「そんな事は無理」「あの人はどうなっているんだ、どうにかしてほしい」など不満を言いたい放題。
一緒になって考えたりしてくれる同僚いればいいですが、中小企業だとなかなか居ないですもんね。
相当なコミュ力や忍耐力ないと普通の人は心が持ちません。
プレイイングマネージャーの難しさ
中小企業の場合、ほとんどがプレイイングマネージャーと思います。
実務に追われながら部下の育成、管理をしなければいけないのは大変な事です。
ほとんどの管理職の人は、プレイヤーとしては一流だから実務だけしていればどれだけ楽か。。
そこに管理という訳わからない曖昧な業務が入る事で、今まで出来ていた事が出来なくなります。(経験済)
では何がメリットなのか?
こうした罰ゲームとしか言いようがない管理職ですが、その厳しい環境の中でもメリットを絞り出してみました(笑)
私の経験と実績での事なので少しは説得力あるかなあと思います。
人生において管理職の経験や苦しんだことが大いに役に立つのではないかと思います。
全体を俯瞰して見れる
一般職でも出来る人は出来ると思いますが、管理職の立場になるとよりこの「俯瞰して見る力」が培われる気がします。
このスキルは生きる上で非常に大切なスキルと思います。
周りが焦って行動してても自分は冷静に「何が原因でどうなっているのか」「こうならない為に何が一番適切な行動か」など大きな失敗や判断ミスをしない行動が出来る様になるからです。
地位とか名声では無く、一段高いところから眺めている感覚。
慌てず余裕を持つようになれます。
近所から変な事言われても「ああそうなんですね」とさらっと受け流せるスキルが身に付きます。
このスキルは人生でめちゃくちゃ役立ちます。まじで。
家庭内コミュ力アップ
これは何となく分かりますね。
私の場合は妻とのコミュニケーションです。
以前はどとらかというと私は無口な方なので、妻の話を聞くばかりでしたが、管理職になってからは、
・自分の意見をはっきり言う様になった
・妻によく質問する様になった
・生活費削減のための提案をする様になった
・押して引くという会話が出来る様になった
・ジョーク的な事を意識的に言えるようになった
など会話が楽しく、そして生活が豊かになった印象です。
これはとても大きい変化と思います。(妻がどう感じているかは聞いてみないと分かりませんが(苦笑)
全ては「二人が幸せになる」という目的のためです。
会社でいえば経営理念的なものですかね。
自主的に勉強・行動する能力がアップ
管理職では自分で行動を起こさないといけない立場なので、自主的に動く事が増えましたね。
例えば猫の写真を投稿して収入にするサイトを見つけて実際行動したり(微々たるものですが継続中)、家の電気のオートメーション化をすすんで提案して今では自動で点灯・消灯するようにしてます。
他には通勤のバスの中で英会話・動画編集を勉強したり。(実力はまだまだですが。。)
あとは料理のレシピ管理をgoogle keepでしたり、このブログを独学で始めてgoogle adsenceを取得したりもしました。
これは全て管理職になってはじめた事です。
結論
罰ゲームは罰ゲーム(笑)
年収は割に合わないしきついし。。
でも後半に述べたように管理職で身に付けた能力は「お金には代えられない力」があると思います。
今後の人生を生きていく上で必要な能力です。
無くても生きていけますが、あれば大いに役立つ。
それは苦しんだ代償ですかね。
だから若い人も積極的に管理職になってほしいものです。
鬼滅の刃に出てくる猗窩座の杏寿郎にかけた言葉の「お前も鬼にならないか?」じゃないけど「お前も管理職にならないか?」みたいな感じ(笑)
ただその為には現職の管理職が今からその魅力やメリットを伝えていかないといけないですね。
それが今の私の今後の大きな仕事・役割と感じてます。
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